堂 満 岳 と チロリン小屋訪問

2006年6月17日(土)     ●晴れのち曇りのち雨   ●滋賀県
メンバー4人<チロリン村のMさん、まむさん、のんちゃん、ユコリン、>
コース:イン谷口8:00---ノタノホリ8:55---堂満岳山頂11:00---金糞峠11:55---北比良峠(チロリン小屋)12:25/14:30----ダケ道---大山口16:00---イン谷口16:20

春のお花めぐりもそろそろ一段落して、いよいお夏山に向けてアルトレの季節に入りました。毎年六甲山が恒例になっているのですが、目先を変えて、きつそーな比良山系の堂満岳に行くことにしました。堂満岳は5月のシャクナゲを見に訪ねたいと思っていたのですが、その頃はあちこち行くのが忙しくって、行きそびれてしまった山です。
2月蓬莱山に行った時知り合い、駅まで送ってくれたチロリン村のMさんに連絡が取れ、案内してもらうことになりました。「お待ちしていました。お昼はごおまかせください。ひつまむしの豪華フルコースメニューをご用意します。」とのうれしいお言葉、あつかましく甘えることにして、アルトレにしてはちょっとお手軽な荷物で出かけてきました。

8時前にイン谷口到着すると同時ぐらいにチロリン村のMさんも到着。 冬以来の2度目の再会です。ご挨拶して、出発準備。 Mさんのザックは食材でパンパン、愛情がいっぱい詰まって、重そうです。
荒島岳では虫の大襲撃にあったので、今回は虫除けスプレーを全身に降りかけ、虫対策も万全で出発します。


イン谷口


ノタノホリ
堂満岳はイン谷口から左へ入ります。晴れて暑そうでしたが、山道にはいると頭上に木が生い茂り、日差しをさえぎり涼しいぐらいです。ノタノホリにはコースタイムどおりに到着です。 ノタノホリ、変な名前だけど、どういういみなのでしょう?いのししがのたうちまわってるような沼地かと思ったら、そこそこ大きな池です。モリアオガエルが生息し、夏はジュンサイも採れるそうです。


沢沿いの涼しい道(↑まむさん撮影)


急登が続く
はじめは沢沿いの小さな流れの中を歩きます。 ヒンヤリして涼しく快適です。途中からは沢から離れ急登が続きます。
私たちにしてはめずらしくコースタイムどおり歩いていますが、Mさんザックが重そう、遅れ気味です。20kgちかくありそうです。どんなご馳走が入っているのでしょう?かなり愛情が重荷ようです(笑)


堂満岳山頂(1057m)


堂満岳東斜面ガレ場
予定どおり堂満岳山頂に11時到着。ヤッホー隊も花さえなければコースタイムどおり歩けるんです。
山頂は思ったより狭くて北側の展望はありません。南側は開けて琵琶湖が望めますが、今日は霞んでいます。天気も曇ってきました。昼食は北比良峠、まだまだ先は長いので、早々に出発します。
金糞峠まではどんどん下っていきます。登山道の両側は人の高さほどのシャクナゲの木が沢山新芽を出し、その足元はイワカガミやイワウチワの葉がびっしり生い茂っています。5月の連休明け頃が見頃とか、来年は花の頃にぜひ登らなくては…


シライトソウ


アカモノ


ベニドウダン


金糞峠

ここまで出会ったのは数人、比良さんもリフト・ロープウェーが廃止されて、ずいぶん人が少なくなったようです。
金糞峠も3年前来たときは冬にもかかわらず沢山の人がお昼を食べていましたが、今日は誰もいません。
青ガレを家族連れ3人が登ってきました。「武奈ヶ岳まで行きたいけど無理そうなので、北比良峠まで行って下りる」とのことです。正解です。武奈ヶ岳まではここからまだ2時間はかかりますからね。
私たちもビールとひつまむしの待つ北比良峠のチロリン小屋へ急ぎます。お腹すいた〜

チロリン小屋とは比良山麓にお住みのMさんたち山好きのグループが、使われなくなった展望台をきれいに片付けて、かってに「チロリン小屋」名づけて、自主管理している小屋なのです。
中はきれいにお掃除されて、テーブルなんかが置かれ、写真も飾られています。 北比良峠を通られたときは、ぜひお立ち寄り下さい。(^_^)
でも、比良山スキー場の施設の撤去とともに、この施設も撤去の対象となっているとか、今存続嘆願をされているそうです。雨や雪のときはこういう小屋があるとほんとに助かるんですよね。ぜひ残してほしいですね。


いよいよチロリン小屋訪問です


「癒しのチロリン小屋へようこそ」
入り口にかけられてます


豪華なランチにご機嫌です。


小屋からみえる比良山頂駅と釈迦岳
12:30、お腹ぺこぺこ、待ちに待ったランチです。 Mさんのザックからは、厳選された食材が次から次へと出てきます。 ランチメニューはひつまむし、軍鶏鍋、冷奴、生ハムとスライスオニオン、キュウイフルーツ、マンゴプリン、こんなに食べれるのかしら?。


特大国産うなぎ2匹に軍鶏1kg、生卵、
焼き豆腐、こんにゃく、野菜もたっぷり


私たちが食べている間もつねに
飯ごうの火加減をみるMさん


40分後ちょうどいい固さ加減のご飯が炊き上がりました。おこげ付きで〜す


軍鶏、歯ごたえがあって美味しい!
うなぎ、もっとのせちゃえ!


ひつまむしはウナギたっぷり
もみ海苔、山椒つきです。
それにしてもすごい量の食材です。持って上がったMさんもすごいですが、食べた私たちもすごいと思いません!
人間の胃袋って15倍ぐらい膨れるらしいけど、私の胃袋、きっと10倍にはなったな。
延々と2時間食べ続け、お腹いっぱいです。気が付くと雨が降り始めていましたが、チロリン小屋のおかげで雨でもゆっくり食事ができました。最後は置いてあるあるほうきで小屋のお掃除します。
お腹いっぱいで動くのも苦しいぐらいですが、山を下りないわけにはいきません。カッパの上下を着て、雨の中の下山です。
トイレがないかと北比良駅に行ってみました。撤去工事の車や人が出入りしていましたが、トイレは借りれませんですた。比良山も施設が撤去されて、元の静かなの山に戻るのはうれしいけど、トイレがなくなるのは不便です。ぜひ避難小屋やトイレの整備をお願いしたいですね。

北比良峠からダケ道を下ります。整備されたジグザグの道を1時間30分で大山口に到着。そこから20分ほど車道を歩くとイン谷口です。登山口に下りてきた頃には、いっぱいだった胃の中もだいぶ消化されてきました。

すぐ近くの日帰り温泉『比良トピア』へ立ち寄り湯。よく空いていてゆっくり入浴できました。久しぶりにカッパを着て汗をかいたお陰で、いっぱい食べたにもかかわらず体重も現状維持しています(ホッ!)
隣の喫茶店で反省会には用事で来れなかったチロリン村長さんもかけつけてくれました。
さすがにいつもの風呂上りの泡泡はパス。アイスコーヒーでかんぱ〜いしました。

チロリン村のみなさん、、ほんとに楽しい1日ありがとうございました。 次回ヤッホー隊比良山系訪問の折は、モームスの手料理をご馳走いたしますので、 ぜひまたご一緒しましょう!


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