8月5日 快晴 エギュイ・デュ・ミディ展望台〜モンタンベール展望台

■午前 エギュイ・デュ・ミディ展望台---エルブロンネ展望台ゴンドラで往復〜中間駅プラン・デェ・エギュイ

朝6時に目覚める。日の入りは遅いけど、日の出は5時半頃だ。時差のせいかもう一つ熟睡出来なかったが、天気がいいので張り切る。朝食もしっかり食べて7時ごろ出かける。アパートから町の中を歩いて10分ほどでエギュイ・デュ・ミディ山麓駅に到着。朝早いのですいている。6日間のマルチパスを100ユーロで購入する。いちいち切符購入しなくていいので便利だった。でも雨が3日も降ったので、元は取れなかったと思う。

エギュイ・デュ・ミディ山麓駅

エギュイ・デュ・ミディ展望台(標高3842m)
山麓駅1000mから3842mまで一気に上る。富士山より高いのだ。中間駅で乗り換えて、山頂駅に着く。イタリアへいくゴンドラはまだ動いていないので、先に奥のエレベーターで上の展望台に上がる。
エギュイ・デュ・ミディ展望台はヨーロッパの最高峰モンブランを間近に眺められる世界でも有数の展望台だ。この日は快晴でモンブランはもちろん、グランドジョラス、ドリュを初めとするアルプスの名峰、遠くはスイスのマッターホルン、モンテローザ、まで360度の展望が楽しめました。


展望台からモンブラン(4807m)を眺める


東はアルプスの名峰が連なる・右側三角錐の山がグランドジョラス

エレベーター乗り場の手前にあったイタリアへ渡るゴンドラ「パノラミック・モンブラン」に乗りにいく。これはマルチパスとは別料金で切符を買わないといけない。一人往復17ユーロいる。
モンブランやアルプスの山々を眺めながら、ゆっくり40分かけて氷河の上を横断していく。うまい具合に時々止まってくれるのだ。4人乗りゴンドラが3つ連なって行く姿はなかなかかわいい。

エルブロンネへ行く「パノラミック・モンブラン」

3個ずつ一緒にいくゴンドラ

エルブロンネ展望台(標高3466m)左モンブラン

ゴンドラから見たミディ展望台の建つ岩場(
エルブロンネ展望台はミディに比べるとずいぶん簡素だ。モンブランが見えるが、ミディ展望台から見える姿とはまるで違って、険しい岩山た。
帰りもまた40分かけて戻る。エギュイ・デュ・ミディ展望台の下の岩場にはたくさんの人がロッククライミングをしているのがゴンドラからみえる。ありが岩を這い上っているようだ。

グランド・ショラストと氷河から戻る人たち
11時30分エギュイ・デュ・ミディ展望台に戻ってきた。あまりのすばらしい天気に去りがたく、もう一度エレベーターで上がったり、朝見てなかった展望台のあちこちを見て歩いた。観光客がたくさん上がってきている。
12時下りのゴンドラは30分ほど並んで乗り、中間駅プラン・デュ・エギュイ(2312m)で降りて、ハイキングを開始する。
8月5日午後 快晴 中間駅からモンタンベールへ
■中間駅プラン・ディ・エギュイ13:00----モンタンベール展望台14:40---メールド・グラス見学17:00---シャモニー17:50


中間駅(標高2317m)と右上の山頂がエギュイ・デュ・ミディ展望台

モンブランと針峰群を見ながらハイキング
中間駅から少し下ったところでお昼を食べる。日本から持ってきたカップヌードル、お湯はポットに入れてきた。こういうところで食べる麺類はなぜかおいしい。
エギュイ・デュ・ミディから続く針峰群の裾を巻くように歩く。ちょうど樹林帯より上の標高になるので、眺めがよい。右後にはモンブラン、エギュイ・デュ・ミディ、針峰群、左下にシャモニー谷、それをはさんで、ブレバンやフレジュールの展望台とそれに続くどこまでも連なっている山々を見ながら歩く。日本人も何人か見かける。犬をつれている人も多い。

ドリュー(3754m)の勇峰が前方に

氷河を見ながらモンタンベールへ下る
歩きやすいなだらかな下りを、景色を楽しみながら歩く。 1時間ほど歩くと分岐で、右-近道、左-展望がいい道とある。もちろん左へ、急斜面をジグザグに登っていく。15分ほど上ると道は平坦になり、正面に氷河からそそり立つドリューの鋭峰が現れる。ドリュー西壁、グランドジョラス北壁などの名峰、メール・ド・グラス氷河を見ながら、下っていく。
日差しが強く日焼けが気になり、顔にいつもの覆面をする。外人はノースリーブ、短パン姿の人がほとんどで、不審な顔をされるけど、そんなことは気にしてられない。日焼けの方が恐い。

標高が低くなってくるとお花畑が広がる

モンタンベール展望台(標高1913m)
氷河が近づいてくると、お花畑や針葉樹が現れ、今までの景色と違ってきて優しい風景になる。散策している人も多い。
14:50モンタンベール展望台に到着する。さすがに暑かった。ここで展望を楽しみながら生ビールを飲んで休憩する。今日のハイキングはここで終わりだ。
ゴンドラに乗って氷河見学に下りていく。瓦礫のように見えるがその下には厚い氷河が存在しているのだ。ゴンドラを下りてから、かなり歩いて下らないといけない。氷河の後退現象なのだろう。 氷河内部の温度は何度ぐらいなのか、寒いぐらいだった。

氷河へ下りるゴンドラ

ゴンドラから洞窟まで崖に付けられた道

洞窟入り口

氷が青く見える氷河内部
氷河を見たあとモンタンベールは登山電車でシャモニーまで下りる。シャモニーに戻るともう午後6時、朝7時から行動してさすがに疲れた。
夕食は何か買って帰って簡単に済まそうと、スーパーの前を通ると、なんと今日は日曜で休みなのだ。2軒とも閉まっている。それで昨日の夕方はあんなに混んでいたのだ。外食するのも疲れるので、持ってきたレトルトの牛丼とご飯、インスタント味噌汁、サラダ。ちょっとお粗末だったが、簡単にすませて早く寝た。
明日はレ・プラまでバスで行き、ランデックス--ラック・プラン湖--フレシュールとハイキングする。


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