北穂高岳〜穂高岳山荘へ 
北穂高岳(標高3106m)涸沢岳(標高3103.1m)

2007年9月21日(金)夜〜24日(月) 晴れのち曇り時々雨 長野県北アルプス
メンバー4人
コース:上高地---涸沢(泊)---北穂高---穂高岳山荘---涸沢(泊)---パノラマコース---上高地

去年涸沢で2泊したのに、雪で行けなかった北穂高岳から奥穂高岳の稜線にリベンジする。
山の会の夏山教室の実技が2回とも、台風で中止になってションボリのNさん、前の週の南アルプスが仕事で行けなくなって、ガッカリのIさんを誘って、山女4人のテント2泊となった。
21日(金)仕事から直行のIさんを兵庫駅で拾って、午後9時前出発、平湯について寝たのは午前1時30分だった。テントを張って仮眠する。
22日(土) 晴れ 
コース:上高地バス停7:30---横尾11:00/11:10---本谷橋12:20/12:40---涸沢12:45

朝5時半ごろ目覚て、急いで駐車場に移動する。アガンダ駐車場は夜中入庫できないので不便だ。
上高地のバス停出発が7時30分、快晴でカッパ橋からの穂高がすばらしい!4人とも睡眠もしっかりとって、天気と同様すっきりさわやかだ。

おニューのザック、60リットル

横尾までの林道から見える明神岳と前穂高岳
横尾までの林道歩き3時間、歩き始めは荷物の重さも気にならず、心ワクワクなのだが、徳沢に着くころにはだいぶしんどくなってくる。
徳沢で休憩していると、見た顔がやってきた。前穂高のバリエーションを登るという山の会の5人だ。「お互いにがんばりましょう」と声をかけて別れる。

横尾

本谷橋
横尾で大休止。少し雲が増えてきた。今年は紅葉もかなり遅れそうで、去年に比べると人はずいぶん少ない。横尾から槍への道と分かれて、横尾大橋を渡る。本谷橋まで屏風の頭の岸壁を回り込むように歩く。道をなだらかだ。今日は涸沢までなのでゆっくりしたペースで歩く。 夏と同じぐらい暑い。湿度が高い。天気は下り坂のようだ。

涸沢谷に入ると、山はガスってきた。

ナナカマドの実が奥には北穂高岳

涸沢、山の会で借りた4〜5人用テント

涸沢ヒュッテ前のナナカマド、少し色づきかけ?
テントも去年に比べると、ずいぶん少ない。最初整地して張ってみたが、狭くて建たなかった。ヤッホー隊テントに比べるとだいぶ大きい。小石で平坦な涸沢小屋のほうに移動する。涸沢ヒュッテからは遠くなったが、中は平で快適だ。
一息ついて涸沢ヒュッテへ、おでんで一杯やりに行ったのに、な・な・なんとおでん売り切れ、ガッカリ。仕方ないので、生ビールで乾杯しました。



17日 曇り
コース:涸沢小屋5:50---北穂高山頂8:35/9:10----涸沢岳11:50----穂高山荘12:20/13:00---涸沢テン場
午前3時ごろからテント場は早発ちする人でザワザワして目が覚める。空は星がでて、昨日ガスがかかっていた穂高の稜線も、くっきりと見える。
涸沢小屋にトイレはあるが、水場がないので涸沢ヒュッテまで水を汲みに行く。予定より30分ほど遅れて、5時50分出発する。

いきなりの急登
いきなりの急登、クサリ場や梯子もあるが、荷物が軽いので楽でした

途中クサリ場や梯子があります

北穂高岳山頂 (標高3106m)
朝のうちは曇り空ながら穂高の山も見えていたが、だんだんガスが出てきて、奥穂高との分岐に着いたころは、ガスで何も見えたくなってしまった。

北穂高岳山頂はガスの中、残念ながら大キレットも槍もみえなかった、がっかり(;_;)

北穂高小屋が山頂のすぐ北側にへばりつくように建っている。よくこんなところに立てられたものだ。 トイレを借りる。きれいなトイレなのに無料だった。
食事をしてから奥穂高へ向かう。
山頂はガスってはいるが、風もなく、縦走日だ。

キレ落ちる滝谷を覗きならが、岩稜帯を歩く

→○をたどっていく

振り返るとガスの切れ目から大キレットが…

狭い涸沢岳山頂、何も見えないので通過
涸沢岳まで、クサリや梯子のある岩場で、両方にすっぽりキレ落ちている。滝谷でRCをする人を見ながら緊張の稜線歩き、あっという間に涸沢岳山頂に着いた。涸沢岳山頂はガスの中で展望はなかったので、すぐ奥穂山荘へ下る。ガスって何も見えないので奥穂高岳登頂は諦めて、小屋の前でゆっくり食事をする。
熱いコーヒーなど入れてほっと一息ついた頃、雨がポツポツ降り出した。雨脚が急に強くなり小屋の前にいた人全員、小屋の中に避難、私たちも小屋の中でカッパをきる。雨は10分ほど強く降っていたが、歩き始める頃にはほぼ止んでいた。ザイデングラードは登ってくる人で混雑して、渋滞気味、待ちながらゆっくり下る。

草黄葉、といっても枯れているだけじです

テント場で雨も上がってホット一息
渋滞気味のザイデングラードを下って、テント場に帰ってきた。今日こそはおでんを食べようと、すぐ涸沢ヒュッテに買いに行く。ところがなんと、今日は煮上がるのにあと1時間ほどかかるというのだ。なんてツイテナイのだ。今日もまたビールだけとは! そんなに美味しいわけではないけど、食べれないとなると悔しい!


17日 曇り
コース:テント場5:30---パノラマコース分岐5:50----屏風のコル7:00---新村橋9:45---上高地バス停11:50
今日は下山だけだ。お天気は曇っているが穂高も見えているので、通ったことのないパノラマコースを歩くことにする。
4時起床、要領よく片付けて5時30分に出発する。

パノラマコース分岐

屏風のコルまでは険しい登り
涸沢ヒュッテから少し下ったところにパノラマコースへの分岐がある。途中岩場もあって結構きつい登りだ。屏風のコルに 近づいたころ、木々の間から展望が開け涸沢カールが一望できる。遠くには昨日見えなかった槍ヶ岳の穂先も見える。こちらのコースを選んでよかった!
とこのときは思ったが、ここからの下り道が長くて歩きにくいこと! 大きな岩がごろごろして、次はパスしたい道ですね。

涸沢カールが一望できる

槍ヶ岳も見えた!

屏風のコル

奥又白谷分岐
奥又白谷からは歩きやすくなったけど、徳沢園まで1時間ほどかかった。徳沢園では名物のソフトクリームを食べて元気をつけて、上高地まで長い林道歩く。 若いお二人は疲れも見せず、長い林道すっとしゃべってる。
上高地からは待ち時間なしで12時10分平湯行きのバスに乗る。
お腹がすいていたけど、ぐっとガマンして「平湯の森」の温泉で汗を流して、遅めの昼食、飛騨牛の焼肉定食を食べ、大満足で山行を終える。帰りの車中女4人は、うたた寝することもなく、えんえんとしゃべっていました。


  
ホームへ 山のアルバムへ