北 八 ツ 天 狗 岳 
(標高2640m)

2008年1月1月11日(金)夜〜 14日(月)曇り 長野県
メンバー 7人
 コース:渋の湯---黒百合平---東天狗岳---黒百合平---渋の湯

1年前の冬山教室を受講したメンバーで、続編をしてもらうことになった。12月から六甲山、大山ででボッカ&アイゼントレつみ、本番は北八ツの天狗岳から硫黄岳への縦走の予定だったが…
ところが、あいにく1日目から雨が降り、登山口で停滞することになる。この時点で縦走は諦めて、天狗岳のピストンになる。縦走は不安だったのでちょっとホッとしたユコリンでした。

11日 午後8時神戸を出発。途中から雨が降り出す。午前1時雨の中諏訪SA着、仮眠する。

12日 雨が降り続き、登山口の温泉旅館『渋御殿』で1日沈滞することになる。
素泊まり5400円の出費だが、しぶ〜いレトロな温泉に宿泊できて、ゆっくり休養できた。
雨は午後3時ごろまで降り続き、夕方やっと雪に代わったが、それもすぐ止んだ。明日こそは晴れるだろう。

13日 コース:渋の湯登山口7:00---パノラマコース出会7:50 ---黒百合平9:15/10:10----天狗岳11:25----黒百合平12:15


渋御殿のしぶ〜い温泉
5時起床、石油ストーブでお湯を沸かし、各自で朝食をとって、午前7時出発する。
うっすらと雪が積もっているはが、その下はガリガリに凍っている。登山道に入る前にアイゼンを付ける。登山道は雪の量も少なく、しっかり踏まれて道いる。夏道よりも歩きやすい。リーダーはどんどん先に行く。付いていけない…

渋の湯、この先橋を渡るとすぐ登山道になる

道はよく踏まれて歩きやすい
つづら折の急な道を50分ほど登ると、稜線にでる。そこからは道もなだらかになり、あっという間に黒百合平に到着した。コースタイムより速い。 すぐテント設営して、荷物を置いて山頂に向かう。この頃はまだ晴れ間も見えていたが、中山峠に付くと急にガスってしまう。

雪をかぶったシラビソ、クリスマスツリーのよう

テント2張設営完了
天狗岳の急な登り、風が強くて飛ばされそうだ。前方でリーダーが「耐風姿勢はこうだ」とか言ってるが、10mも前で言われても…で耐風姿勢をとっているとさっさと行ってしまう。 顔が冷たい凍傷になりそうなので、目出帽を鼻の上まであげる。すると息でメガネが曇り何も見えなくなってしまう。リーダーが歩いた跡もわからん。どうすりゃいいの!
私の後ろの人も遅れ気味のようだが、後ろを見る余裕もない。必死でリーダーの後をついて登る。

中山峠から天狗岳

ガスってきた東天狗岳と西天狗岳
山頂は風が強く、展望もほとんどない。朝は「縦走路を根石岳辺りまで行ってみよう」と言っていたリーダーも、無理むりと最後尾の2人が着くやいなや、すぐ下りて行く。

稜線にでると風がきつい

東天狗岳山頂
時々登ってくる人との交差に神経を使いながら、下山する。 黒百合平までもどってくるとほとんど風がない。気温は−12度。テントの中で各自レーションを食べる。
お昼を食べても1時過ぎなので、外に散歩に出ようと誘ったが、みんなテントから出たくないようだ。アルコールが入り昼寝する人2名、風邪気味の人が2名、頭痛、歯痛が各1名、なんだかみんな調子が悪そうだ。ほんと縦走しなくてよかったよ。
1人でテントの後ろの斜面を登ってみた。下りはシリセードで滑って下りる。ちょうどトレーニングにいい斜面だったが、1人ではちょっと淋しかった。

黒百合平、お天気が悪いせいかテントは少な目

この斜面、トレーニングにいいよ
午後4時ごろから夕食の準備を始める。6時には夕食を終えて、寝る体制にはいる。外気温−18度だが、シュラフに入ると暑いぐらいで、着ていたヤッケを脱いだ。朝シュラフカバーが結露して凍っていた。

14日 午前7時テントを撤収して出発。昨日は高見石を回って下山するような話だったが、すぐ下りてしまうようだ。せっかく天気も回復してきたし、もう少しゆっくりしたかったが、体調が悪い人もいたので、速く下山した方がいいと判断されたようだ。
テント場を午前7時出発、登山口の渋の湯には8時15分に到着してします。「まだ日帰り温泉もやってない。」温泉好きのKさんがいろいろ調べて、朝早くからやってる温泉に入りに行きます。IC近くで美味しい蕎麦を食べて、午後4時には神戸に帰ってきました。

今回は軟弱登山で、あまりレベルアップにはならなかった。また出直そう!


  
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