廃村八丁・品谷山 (標高880.7m)

昭和の初めまで人が住んでいたという京都北山の
廃村八丁をたずねてみました。
廃村八丁の歴史
 廃村八丁は江戸後期に1町5反3畝の新畑が拓かれ、明治期には5戸が居住し分教場もありました。
しかし、昭和8年の豪雪で食べるものもなく、病人の治療もできないという生活に絶望した村人たちは、 次々にこの地を去り、最後まで残っていた一戸も昭和11年に去って以来廃村となりました。
時は流れ、家屋は土に戻り、石垣や朽ちた八幡宮、作業所跡などがわずかに面影を偲ばれます。

【日 時】2005年4月23日(土) 晴れ時々曇り
【山 域】京都府北山
【メンバー】6人 まむさん、文ちゃん、武ちゃん、康江ちゃん、のんちゃん、Yukoちゃん
コース: 菅原----ダンノ峠---品谷山----廃村八丁----刑部谷----ダンノ峠----菅原

今回はまむさんのご案内で京都北山の山奥、かっては人が暮らしていたという八丁村を訪ねました。
箕谷P6時集合、10分前に到着もうみんな集合しています。
今日は駐車場も6時前に開いていました。名神を京都東で降りて、湖西道路真野ICから国道477・367を通って梅ノ木から細い道に入ります。
峠越えの狭い道で対向車が来ればもちろんすれ違うの無理。 こういう道の運転ははヤッホー隊専属ドライバーの武ちゃんにお任せです。


8:30 登山口出発

空き地に車を止めて出発します。
登山者らしい車は1台も止まっていません。
私有地のようですが、止めさせていただきます。


9:00 林道終点
ここから登山道が2手に分かれています。
標識に「尾根道(Good)沢道(暗くてしんどい)」とあるけど…
沢沿いに行くようです。いいのかな〜?



9:50 ダンノ峠着
標識どおり沢沿いの道は暗くてきつかった。
ずいぶん荒れていて、道もわかりづらい。
ここは尾根道を行くのが順当だったようです。

峠に3株ほどイワウチワが咲いています。 かわいい!と感動しましたが、このあと登った品谷山はウチワ・ウチワでピンクのじゅうたんでした・。。



品谷山には、ダンノ峠から右手の尾根を登っていきます。
いっぱいのイワウチワが咲いていました。
久々にデジ亀の大群発生です



←切り株の上までイワウチワの群生、




11:20 品谷山山頂

ほとんど展望はありません。
ここまでまだ登山者には一人もあっていません。ほんとに静かな山です。

←まむさん撮影



11:40 品谷峠
ここから、スモモ谷を下りていきます。




  


スモモ谷も結構荒れてます。
橋も壊れています。
去年の台風のせいでしょうか。
けっして、○○さん渡って壊れたのではありません。


12:20 廃村八丁
村の跡です。家の基礎でしょうか。あちこちに石組みが残っています
川が流れ、ちょっとした公園のような雰囲気です。
ところでこの三角の建物はなに?

ここで昼食。



村内探索

すぐそばには名水八丁川が流れ、炭もたくさん残ってます。 十分宿泊できそうです。
家の前にお風呂代わりのドラム缶がおいてありました
星空を見ながらドラム缶のお風呂、ちょっと憧れます



13:30 八丁出発
帰りは刑部谷を通ります。 小さな流れを何度も渡りながら登っていきます


滝が2つ、刑部滝はどっちかしら?



刑部谷から朽ちたはしごを上り、シャクナゲ(まだ蕾)のたくさんある急登をあえぎながら登ると、桂谷に出ます。 こちらは広い歩きやすい谷です。
タムシバが満開です。

ダンノ峠からは今度は尾根道を通りました。
標識のとおり、沢道に比べたらずいぶん歩きやすく、楽でした。
15:40 登山口着


帰りは大津のスーパー銭湯「やまと」へ、ちょっと風情はありませんが、湯上りの食事と生泡泡がヤッホー隊お気に入りです。



 ☆北山廃村八丁で見かけたお花たちです
イワウチワ1 イワウチワ2
ショウジョウバカマ イワナシ
ハシリドコロミヤマカタバミ



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