燕 岳 標高2763mm ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2006年3月2日(火)〜5日(金)   ●長野県 ●メンバー2人<のんちゃん、ユコリン>
コース:中房温泉・有明荘〜燕岳往復

雪山初心者のヤッホー隊、冬は低山の雪山ハイクを楽しんでします。 でもそろそろもう一歩レベルアッップししたいと、今回はのんちゃんと2人燕山荘の『初心者春山登山教室』に参加することにしました。GWは2泊3日、燕山荘に連泊して稜線で1日じっくりと講習を受けるコースです。
雪山装備ということで、出っ歯アイゼンにピッケル、ついでに冬用ヤッケ+ズボンも購入し、かなり力が入っています。
集合は5月3日午前8時有明荘前。前夜神戸発で豊科IC近くの道の駅で仮眠し、登山口の中房温泉までは朝走ることにします。ちょうど0時過ぎに高速を下りる予定で、2日午後7時30分のんちゃんちを出発。ところが中国道宝塚で早くも渋滞、明日から5連休、車の多いのは仕方ありません。それでも中央道に入ると車も空いて、がんがん飛ばします。1時間遅れで道の駅に到着です。午前2時から6時まで何とか4時間の睡眠を確保しました。


 1日目(5月3日) 晴れ  コース:中房温泉・有明荘〜燕山荘(泊)
豊科から中房温泉まではハードな道を1時間近くかかります。この道は深夜真っ暗な中は怖いかも、夜が明けてからから走って正解でした。 食事をして車を有明荘裏のPに移動させ、玄関前へ行くともうすでに全員集合しています。ちょっと焦った(^^;)
参加者11名、年齢層もかなり幅広く、私たちが真ん中あたりかな?それにガイド3人(特別講師の大蔵喜福氏と山荘の赤沼オーナー兄弟2人)が付いてくれるという、かなりリッチな講習です。

8:55 中房温泉登山口
有明荘から700mほど車道を歩くと、中房温泉の登山口です。今日から3日間はお天気がいいと言う予報で、登山者もかなり多く、駐車場はほぼ満車のようです。
ガイドさんのすぐ後ろの年配の女性2人(私たちとちゃうよ)に合わせて、かなりゆっくなペースで登り始めます。
中房温泉登山口からのコースは、アルプス3大急登といわれていて、はじめからかなりの急登です。すぐに雪があってアイゼンを付けます。
第一、第二、第三ベンチと夏のコースタイムで30分ごとに休憩場所があります。私達は話を聞いたり軽く食べたりしながらで、ベンチごと1時間ぐらいかけてゆっくり登ります。おかげで全然疲れません。
もちろんベンチは雪の下、雪もだんだん多くなり、登るにつれて標識も隠れていきます。

10:00 第一ベンチ

10:55 第二ベンチ

11:50 第三ベンチ
第三ベンチを過ぎても急登は続きます。2人遅れ始めました。どうも足がつったようです。ガイドさん2人がそれぞれについて後から来るようです。 元気な我々は先に合戦小屋まで行きます。お腹が空いてシャリバテ寸前、時計を見ると1時を過ぎていてびっくりです。合戦小屋でやっとお昼にありつきます。ここではコーヒーなども販売していて、いい香りがしてます。お昼を食べている間に遅れていた人も到着しました。

アルプス3大急登も、雪で登りやすい

13:30合戦小屋、ここでやっと昼食です

合戦小屋横の斜面で雪上訓練
滑落停止のお見本
14:20〜15:10 雪上訓練に合戦小屋の横の斜面に移動します。 アイゼンワーク、ピッケルの持ち方、そして滑落停止の練習をします。 滑落停止で大事なのは滑って転んだらすぐ止めること、止まらなければ何度もくり返すこと。そう簡単には止まらないものです。
雪上訓練の様子は燕岳のHPをご覧下さい。
1時間近く雪上訓練をしてから、また合戦尾根を登ります。あと1時間半ほどかかるとか。合戦の頭からは稜線のゆるやかな登りになります。「今日は天気がいいから、6時半までに着けば大丈夫」なんて言いながら、ゆっくり山を眺めながら登ります。

表銀座の稜線の向こうに槍ヶ岳も見えます

ガイドさんに山座同定

合戦尾根

燕山荘が近づいてきます
連休とあって、今日は500人以上の人が登ってきたそうです。小屋もごったがえっています。登山教室の私達は連泊ということもあって、部屋はかなり優遇されているようで、4畳の部屋に3人と余裕です。同室のSさんは一人で参加。夕食は6時45分から、まだ時間があるので山荘前で一緒にビールを飲むことにします。 いろいろ山のお話を聞けて楽しかったです。

17:00 燕山荘

ビールで乾杯
日の入りは6時30分ごろということで、ビールを飲み終わってから、写真撮影に小屋の周りをうろつきに行きます。小屋の南へ行くと槍ヶ岳の雄大な全容が見られ、沢山の人が、日が沈むのを待っていました。気温は−6度でも風がきつくて、もっと寒く感じます。

槍の穂先もピンク色に

燕岳、裏銀座の向こうには立山も見えます

5月3日の夕日
6時30分、日が沈みます。
雲がまったくなく、夕焼けがもう一つだということですが、私にとっては最高にきれいでした。


日の入りが終わって、ちょうど夕食の時間になります。 夕食なかなか豪華版です。これにまだ肉じゃがの大鉢が付いていました。
山小屋では残さずに食べるのが礼儀なので全部食べたけど、ほんとにお腹いっぱいでした。
山1日目いつも気分の悪くなるのんちゃんも、ゆっくり登ったのがよかったのか体調良好のようです。 午後9時就寝します。

1日目の夕食

>>翌日へつづく




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