![]() | 北 岳 標高3192.4m![]() | ![]() |
日本で二番目に高い山『北岳』、そしてそこにだけ咲く『キタダケソウ』に会いに 梅雨あけ前、海の日の連休に登ってきました。 |
●2006年7月15日(土)〜16日(日) ●天気 晴れのち曇り、翌日雨 ●山梨県 ●メンバー3人<まむさん、のんちゃん、ユコリン、> ●コース:広河原---二俣---右俣---肩の小屋---山頂(往復) 海の日の3連休、初めてアルプスへ出動します。今年は梅雨明けが遅く、これから梅雨本番といった感じで、降水確率も40%〜70%と高く、雨覚悟の出発です。 前日午後8時ユコリン邸に集合、神戸西ICから山陽道に入ります。高速も順調、伊那ICを12時15分通過(夜間割引OK)、予定通り午前1時前登山口に到着です。夜食を食べて1時30分には車中泊体制、午前5時まで仮眠します。月も出ていて明日の天気は期待できそうです。 15日 ●コース:広河原8:00----二俣10:20----小太郎尾根出会13:50--肩の小屋14:40 |
![]() 戸台口バス停 |
駐車場のすぐ横がバス停です。6時発のバスに乗ろうとバス停に行くと、もう沢山の人が並んで、バスに乗り込んでいます。早朝にも臨時便が出たようです。 バスは小型ですが、全員座れるよう増便していて、私たちも3台目に乗れますた。北沢峠まで1時間弱、そこで今度は広河原行きバスに乗り換えます。 早朝の臨時便で来た人は、1時間近く待っているそうです。切符もまた買わないといけないし、2県にまたがるためかバス会社が違い面倒です。何とかならないのでしょうか。 7時30分広河原到着。 |
![]() 登山口からは北岳、大樺沢の雪渓が見えます |
![]() 大樺沢の登り |
広河原出発の頃はまだ北岳山頂が見えています。見えたのはこのときだけで、このあとはガスがかかって見えることはありませんでした。 大きなつり橋を渡り登山道に入ります。樹林帯の中の登りは蒸し暑く、汗だくになります。さすが連休登山者も多くて、あとからあとからどんどん登ってきます。 | |
![]() 二俣・大樺沢の大雪渓 |
![]() 雪渓の登り |
大体コースタイムとおりで二俣到着です。ここには仮設のバイオトイレがあるのですが、たまたま調整中で利用できませんでした。水分も汗に出てトイレも必要なしでした。 ここで大休止、ちょっとわき腹が痛みます。後から団体にぴったり付かれて、がんばって歩きすぎたのかもしれません。まむさんもだいぶバテバテノようです。「周りが白っぽく見える、高山病かしら?」なんて言ってますが、まだ高山病には早いでしょう。 | |
![]() 左俣の大雪渓・小さく人が見えます。 |
![]() お花畑に亀出現 |
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前日に北岳山荘に問い合わせたら「今年は雪渓がずいぶん残っているので、ピッケルアイゼンが要るます」といわれて、それで右俣コースにしたのですが、雪渓でピッケルを持ってる人なんて、一人もいません。でも上のほうはかなりの傾斜みたいだから、右にして正解ですね。こちらのコースは二俣から右の尾根に登って行きます。ジグザグののぼりが歩きやすく、お花も多いのでいつの間にか高度を稼いでいました。バテバテのまむさんもお花を見て復活、さっそく亀に変身です。 (この辺りの花・マイズルソウ、ハナシノブ、ツマトリソウ、ニリンソウ、キンバイソウなど) |
![]() 高度が上がるにつれて鳳凰三山が望めます |
![]() 御池からの道と出会い、お花がいっぱいです |
お花畑の中の登りが続きます。青空も見えてます |
![]() 稜線にでました。亀亀モード |
小太郎尾根に出ると、仙丈や甲斐駒が見えます。 お花も種類が代わりイワウメ、ベンケイソウ、ハクサンイチゲ、ミヤマシオガマ、チョウノスケソウなど咲いています。ますますペースダウンです。 | |
広い尾根道、お花いっぱい♪ |
![]() ただ一ヶ所の鎖場、ここを登るとすぐ肩の小屋です。 |
肩の小屋到着。北岳はガスの中です。 |
稜線は景色はいいし、お花は満開だし、30分のところを1時間かかって、肩の小屋に着きます。 肩の小屋の花壇にキダケソウが咲いていました。自生のものはほぼ終わったそうで、ここのが最終だそうです。 天然モンには負けますが、会えてよかった(*^_^*) このとき山頂往復も思ったのですが、受付に時間がかかり、山もガスの中だし、キタダケソウも見たしで満腹になり、、今日はここで終了にします。でもお天気は下り坂、「やはり行っておくべきたった」と後悔する事になるのですが… ビールの誘惑に負けて、小屋の前で座り込み泡泡タイムです。ここで偶然まむさんのお友達に遭遇。一緒にビールで乾杯します。缶ビール(350ml500円)生泡はなかった残念! |
南アルプスの小屋事情の悪さは聞いて覚悟はできていたのですが… 階段を上がると2階というより屋根裏のような大部屋です。一人毛布3枚支給。座るのがやっとです。荷物を置くところも通路もありません。さながら地震の時の避難所のようです。私達は階段を上がったところだったので、人がまたいで通るし、横に積み上げられたザックが崩れてきそうで、おちおち寝てられません。 夕食後のんちゃんと2人枕と毛布を持って1階へ下りてみました。こちらはまだ余裕で寝れそうです。よく食堂や廊下で寝てる人を見ますが、消燈後は静かでよく寝れるんだと判明。8時から3時過ぎまで何度か目が覚めたものの、なんとか寝ました。 午前3時半ごろ、のんちゃんが「日の出見えるかな?」と外へ出て行きました。夜中の雨の音聞いてないのかね。のんちゃんもよく寝たな。「だめ、雨みたい」 分かってます。 >>翌日へ |
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