16日 雨
朝食は断ってお弁当にしていましたが、雨では途中で食べれないので小屋で半分食べます。午前5時過ぎとりあえずは山頂へ行こうと、カッパを着て空荷で外にでます。外はすごい風、横殴りの雨が吹き付けて、頬が痛いぐらいです。諦めて戻ってくる人もいます。
歩き始めてすぐ、のんちゃんが「まむさん小屋で待ってる?」と聞くと、まむさんはそく小屋で待ってると、引き返していきました。まあせっかくここまで来たのだし、風は強いけど雨はたいしたことないので2人で山頂を目指します。途中チョウノスケソウが群生しています。写真を撮りましたが、雨の風でピンボケでした。
40分ほどで山頂到着。山頂は思ったほど風がなく意外でしたが、当然ガスで真っ白ですが、登ったという達成感だけですがまあ満足です。ガスの中で今年新しく建てられた標識が光っています。標高3193m日本で2番目です。地図の標高より高くなってる。3番目の奥穂高と競争してるらしいから、高くなったのかな?

北岳山頂・今年立て替えられた標識

三角点にもタッチ
お天気が良ければ間の岳往復して、御池小屋にもう1泊と計画していたのですが、この天気ではとっとと下りるしかありません。お友達も白峰三山縦走を中止して、下山したそうです。それにしても雨の中登ってくる人も多いこと、交わすのがたいへんです。 雨ではカメラも取り出せないし、休憩もそこそこにして、どんどん下ります。

雨の中まだ7時半なのにどんどん人が登ってきます。

休憩もできないのであっというまに二俣の雪渓です
二俣から下は道もぬかるんで歩きにくくなります。川もかなり増水しています。早めに下りて正解です。10時30分広河原山荘に到着。次のバスは12時20分ですが、とりあえずバス停までいって臨時便がないか確認してからと、バス停方向に歩いていると、『北沢峠行き』バスが通るではありませんか!「待って〜、乗せて〜」と手を振ると、なんと止まってくれました。よかった、たすかった。北沢峠からもすぐの臨時便に乗れて、待ち時間なし12時過ぎには戸台口Pまで戻ってくることができました。
まだ朝の残りのお弁当も食べて、バス停横の仙流荘のお風呂でさっぱりします。 帰りの高速も順調で午後7時にはユコリン邸に帰って来ました。 帰ってから晩御飯のしたく、今朝北岳山頂に立ってたなんて信じられません。

北岳のお花たち



ミヤマハナシノブ


ミヤマハナシノブ


ツマトリソウ


シナノキンバイ


マイヅルソウ


キバナノコバノツメ(スミレ科)


ハクサンチドリ


ヨツバシオガマ


サンカヨウ


イワツメクサ


イワウメ

オオヤマエンドウ


イワベンケイ


ハクサンイチゲ


タカネシオガマ


キタタケソウ


チョウノスケソウ


今年は梅雨明けが遅くこの次の日から3日間長野地方では集中豪雨に襲われ、土石流で大変な被害がでました。(被害にあわれた方には心からお見舞い申し上げます。)
山もあちこちで通行止めとなったもようです。 私達が楽しい山歩きができ、無事下山できたのはたのは本当にラッキーでした。 山では無理は禁物、天気が崩れそうな時は勇気ある撤退も必要でしょう。


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