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11日(日)・・・・・・・・ 雪のち曇り 行程:大河原峠7:15---双子山山頂8:10----双子池9:30----亀甲池11:30----北横岳14:50---北横岳ヒュッテ15:10泊 | |
午前4時起床7時出発です。水は雪から作るのですが、食事分だけではなく、行動中の水も作らないといけません。低温でガスの気化も悪く、水作りに結構時間がかかります。それにテント撤収やら、パッキングやらで起きてから出発まで3時間かかります。 起きた時降っていた雪も、出発する頃にはやんでくれました。 しかしガスってるし、新雪も積もっています。ルートはシルバーコンパスで南東○度とか言われても、ユコリンには全然分かりません。 先頭は下を向いてラッセルするので方向が狂ってくるようで、後から絶えず方向を修正の声がかかります。 | |
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![]() 双子山、風が強いので素通りです |
![]() 双子池 |
なだらかな双子山山頂は、ガスの中です。何も見えないし、風もきついので、素通りして樹林帯で休憩します。昨日に比べ今日はかなり気温が低く、手や足の指がしびれそうです。絶えず動かすように注意を受けます。ペットボトルの水は口のところが凍ってしまって飲めません。飲めるのはポットの水だけです。 1時間ほど歩いても、なかなか双子池に着かず、林道に出てしまいました。行きすぎたようです。樹林帯の中を東に戻り気味に下ると、やっと下のほうに双子池が見えました。双子池の雌池の対岸にテントが1張見えます。ルートを聞くと「亀甲池まで行ったが、横岳の取り付きが分からず、退き返してきた。今日は林道をピラタスロープウェーまで戻る」とのことです。 | |
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![]() 亀甲池 |
双子池から亀甲池まで夏道をいきます。前にスノーシューの3人組がいます。トレースがあったので助かりましたが、やはり中間地点で迷ってしまいました。人のトレースを信用してはいけないということです。 夏道を見つけてやっと亀甲池に到着。予定よりかなり時間がかかりました。亀甲池からの登りでスノーシューに追いつきました。 ここからスノーシューと先頭を交代します。トレースがあるのとないのとでは大違いで、急にスピードがダウンしてまた追い抜かれます。ラッセルの登りは厳しくスノーシューもバテバテのようです。この人たち今日中に下山したいらしくロープウェーの時間があるので急いでいるのです。また先を行ってくれました | |
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![]() 北横岳山頂(2480m)左が昨日登った蓼科山 |
延々と登りが続きます。「ええな〜、延々と続くラッセルの上り、好きや〜」 とリーダーがつぶやくのをMさんは聞いたそうです。こういう人でないと、雪山登山はできないでしょうね。 ラッセルの上りは先頭は大変だけど、後を歩くぶんにはゆっくりなので楽なんです。 山頂直下の急登、風が強く飛ばされそうです。亀甲池から急登を3時間やっと山頂に着きました。先に着いた人は、「さあ下りるぞ〜」と、もう行ってしまいます。寒くて長居できないのでしょうけど…写真ぐらい撮らせてほしいよ〜 | |
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![]() すぐ隣の横岳 |
天気も回復してきて、すぐ北に昨日登った蓼科山が見えます。富士山のような形の独立峰です。南には天狗岳や少し雲のかかった南八ヶ岳がみえます。 受講生は始めての雪山で感動に浸っていますが、サポーターはさっさと下りていってしまいました。ロープウェーの時間に間に合いそうなので、今日中に下山してしまおうと考えていたようです。 | |
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![]() 北横岳ヒュッテ「遅いな〜」 |
横岳の山頂から15分ほどで北横岳ヒュッテに到着します。後続を待ちますがなかなかおりてきません。受講生はかなりバテている人もいるようです。
リーダーを最後に全員が下りてきました。一人かなり疲労している人がいるので、今日はやはりここで宿泊することになりました。この辺りは幕営禁止になっていてます。小屋に素泊まりしなくてはならないのですが、今日は小屋が満員で13人も宿泊できなようです。小屋のご好意で特別に許可してもらって、小屋の前にテントを張らせてもらいました。明日はロープウェーまで40分ほど下るだけ、ホッとします。
>>翌日へつづく |