![]() 去年のGW、初めて訪れた燕岳は快晴に恵まれ、槍の勇壮な姿を見て感動した。 今年もやっぱりアルプス方面に出かけたい。でも初心者が行けるコースは限られる。山小屋が営業していて、一度いったことのあるコース。 ということで、立山になった。雄山は3年前のGWに登っているので、今年は縦走にチャレンジしてみる。 |
●2007年5月3日(木)〜4日(金) ●天気:晴れ時々曇り 一時吹雪も●場所:富山県 ●メンバー:2人(のんちゃん、ユコリン) |
コース:雷鳥平---剣御前小屋(泊)---別山---真砂岳---大走り---雷鳥平---室堂 |
3日(木) ・・・・・・・・快晴のち曇り 午後4時頃から吹雪 行程:室堂7:50---雷鳥平テント場9:15---剣御前小屋12:00(泊) 2日午後7時30分三木ICを入る。明日からGW後半、車は多めだが、渋滞するほどではない。 北陸道に入るとよく空いていて、予定通り12時過ぎ立山ICを出る。 午前1時前にケーブル立山駅の駐車場に到着。まだ上の段の駐車場が空いている。 ちょうど駐車場出入口の向かいにきれいなトイレもあって便利だった。 3年前にきた時は満車だったから、今年は人出が少ない。 車中泊して、翌日5時30分に起床、のんちゃんが切符購入に駅まで行ってくれた。 並ばなくても希望の時間を指定できるので、6時20分のケーブルを購入してきた。 ケーブル&バスを乗り継いで、室堂到着(往復4180円)。さすがに立山この時期でも積雪は15mほどある。 室堂は建物の3階が出入り口になっている。 | |
![]() 室堂からみた立山連山 (雄山3003m、大汝山3015m 、富士の折立2999m) |
![]() 奥大日岳2605.9m |
真っ青な青空、室堂平は観光客はまだいない、登山者や、スキーやそしてカメラマンが雪原を
思い思いに歩いている。夏は登山道以外は入れないが、今の時期はどこでも好きに歩ける。昨日は雪が降ったらしく、真っ白な雪原が美しい。 8時歩き始める。みくりが池温泉の前を通ると、朝から外で宴会をしているグループがあった。 雷鳥荘の前から、雷鳥平へ下る。雪がよくしまっていて、アイゼンがきいって歩きやすい。 のんちゃんが、「登る前に滑落停止の練習をしよう」と言い出すが、疲れて雷鳥坂の登りバテるといけないので、却下する。 | |
![]() 雷鳥平のテント場、左尾根を登る |
![]() 雷鳥坂の登り、黒っぽいところが地獄谷 |
テント場を通って、雷鳥坂に取り付く。ところどころ赤いハタザオが立ててある。 たくさん列を成して登っている。大きなザックを背負った人が多い。剣沢にテントを張って剣を目指すのだろうか。 夏でも転落事故の絶えない剣、雪の時期はかなり危険だろうな〜、 ペースはかなりゆっくりだが、もちろん横を追い抜くような危険なことはしない。私たちもゆっくり登る。 お天気は最高、風もなく汗がでる。1枚1枚脱いで、ザックが重くなる。 | |
![]() あと一息で剣御前小屋 |
![]() 別山乗越トラバース、緊張する。 バックの山は大日岳、下から見上げるのとずいぶん違って見える |
登り始め、高度が高いせいかちょっと息切れしたが、
1回目の休憩後は楽になった。ペースがゆっくりなのがよかったようだ。
天気は申し分ないが、高度が上がるにつれて少し寒くなってきた。
大日岳が次第に眼下に見えるようになる。剣御前小屋手前、別山乗越はトラバースして越える。前のグループの人がバランスを崩し
、雪玉をパラパラと谷底に落とした。周りの登山者全員凍った。緊張する。
慎重に足元に注意してトラバースを終えると、ホッとした。すぐ目の前が剣御前小屋だった。 予定よりずいぶん早く到着できた。小屋に入る前に剣をバックに記念撮影。 雲が少し湧いてきたもののまだ晴れている。このあと小屋で受付をして部屋に入り、ゆっくりお昼を食べる。 午後2時まだ時間も早いので散策するため外にでる。だいぶ曇ってきていた。 剣御前2776.6mまで往復するつもりで歩き出したが、手前のピーク2792mのところで、 風も強く山にガスがかかってきたので、引き返してきた。 | |
![]() 剣御前小屋には昼頃到着 |
![]() 小屋の前で剣岳をバックに記念撮影 |
午後3時まだ早いけど、昼寝をするため部屋に戻る。6畳の部屋に2人だけ、布団を引いて寝ていたら、
若い(私たちより)女性二人が入ってきた。
山スキーに来ているとか、山もスキーもベテランのようで、立山はどこでも滑り放題だとか。連泊して明日も1日滑るそうだ。
「今日は朝のうちはアイスバーンだったけど、暖かくなって、ゲレンデのような雪質で滑りやすかった」と言っていた。 そうしていると今度は若い男性が一人入ってきた。4人の女性に注目されて、たじろいで、部屋を変えてもらうために出て行った。 でも他に空いている部屋はないとかで戻ってきた。遠慮して入り口で布団をかぶって寝ている。 5人かと思っていたら4時半ごろまた一人 年配の男性が入ってきた。今度は「お〜美しいお姉さんばかりで・・・」と言って嬉しそうだ。 寝ていた若い男性もホッとしたのか、起きて話を始めた。 二人とも写真が趣味でいろいろ撮影スポットの話をしている。小屋で知らない人といろいろ話すのも結構楽しい。 | |
![]() 剣御前小屋の夕食、 ボリュームのあるとんかつ、 冷奴、コゴミの胡麻和え、おいしかった◎ |
結局昼寝をしないで話してるうちに、5時夕食の時間になった。
山小屋の食事も最近はなかなか豪華になったものだ。とんかつもやわらかくておいしいし、それにコゴミですよ。なんとも美味ではありませか! 気がつかなかったが窓の外をよく見ると、外は吹雪状態です。雪が下から吹き上がっている。 明日もこんな天気が続いたら、縦走どころか下山も無理だろう〜どうなるのだ。 この小屋は天気情報もないので、明日の天気は予測がつかない。8時に消灯し寝る。 |
>>翌日へつづく |