別山から真砂岳 |
4日(木) ・・・・・・・・晴れ時々曇り 行程:剣御前小屋7:15----別山7:50----富士ノ折立手前9:15---大走り---雷鳥平11:10----みくりが池温泉12:30 | |
昨夜の天気が悪かったので、日の出はあまり期待していなかった。
というより悪天候を予想して、目覚ましも掛けずに寝ていたら、同室のカメラ好きの人の
「天気が回復してきたぞ〜」と言う声に目が覚める。あわてて起きて準備していると、もう出発する人もいる。
剣岳に向かう人達のようで、ぴりぴりとした緊張感が漂っていた。 外にでるとうっすらと明るくなりかけている。日の出の方向はまだガスがかかって剣岳に 日の差すモルゲンルートとはいかなかったが、天気は回復しそうだ。 | |
![]() 雲が赤く染まってきたが日の出は見えない |
大日岳に日が当たり始める |
剣岳にも日が当たり始め、山がピンク色に染まってくる![]() だんだん日が昇ってきた。日の出る別山方向にはまだガスがかかっているが、 天気は急速に回復しているようだ。この天気なら縦走できそうだ。 6時からの朝食を食べて7時15分剣御前小屋を出発する。風が強い昨日の夕方の倍ぐらい吹いている。 メガネにオーバーグラスをしていたが、すぐ跳ね上がって飛んでいきそう。ゴーグルかサングラスを持ってくるべきだった。 | |
![]() 別山山頂(2874m)後左が立山右が龍王岳と浄土山 |
![]() 真砂岳とその上に立山、雪の縦走路がすばらしい |
そして今回の一番見たかった、別山からの剣岳全容![]() | |
別山山頂に着くころには、スッキリ晴れわたってきた。別山からは剣岳がよく見える。
すばらしい眺めだ。雄山までの縦走路もすばらしい。雪ぴが張り出してるのがよくわかる。雪はほどよく凍っていてアイゼンがよく効き、踏み抜くこともない。
風さえなければ快適なのだが・・・ 真砂岳山頂はだだっ広くいつの間にか通過してしまった。稜線通しに歩くはずが、すぐ前の人のトレースをたどっていて、山腹をトラバースしてしまったようだ。 横が谷底まで落ちていて危険な感じがしたが、戻ることもできないのでそのまま慎重に進んだ。ルートは自分でしっかり判断しないといけないと 反省した。 | |
![]() 富士の折立への登り、引き返してきた人 |
大走りの下り |
富士の折立へは標高差250mを一気に上る、岩場とのミックスでちょっと危険な感じ
がする。すると前方を登っていた人が4人下りてきた。風が強く飛ばされそうで、危険なので引き返してきたそうだ。
曇ってきたし、雄山までは岩場も多いので、私たちも一緒に大走りを下山することにした。
大走りは雷鳥平に下山する道だが、夏は浮石が多く歩きにくいが、雪の時期はなかなか快適に下れる。
スキーの人も沢山登っている。
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![]() 下り始めると晴れてきた。大日岳バックに |
雷鳥平テント場雄山を見上げる |
しばらく下ると晴れて、風も弱くなってきた。稜線から下りたからだろう。見上げると数人が富士の折立の岩場をトラバースして下りてくるのがゴマ粒のように見える。なんかくやしい。
でもまあここの景色も最高で、途中休憩してココアを飲んだり、下のほうでは滑落停止の練習をしたりして、のんびりと下山する。 雷鳥平のテント場についたのが11時予定よりずいぶん早い下山になってしまった。 見上げると、行けなかった立山が「またリベンジしろよ!」と言ってるようにスッキリと晴れている。 | |
![]() 雷鳥荘の当たりで見た雷鳥 |
日本一高所の温泉(2410m)みくりが池温泉 |
お昼過ぎにはみくりが池温泉に到着。ここの温泉は白濁湯でよく温まる。露天風呂はないが、窓からは大日岳が眺められて気持ちがいい。
入浴したあと、泡泡とカラアゲと枝豆で祝杯。のんびりする。もう1泊してもよかったけど、明日から下り坂との天気予報だったので、今日帰ることにする。(予報は外れて翌日もいい天気だったのだが・・・) 午後3時ごろ室堂に戻ると、そこは下界の雑踏そのもの。GWで混雑覚悟していたが、バス待ち30分、ケーブル待ちも30分ほどで思ったほどでもなく、駐車場に5時過ぎ戻ってきた。 途中徳光ハイウェーオアシスでお寿司を食べて、深夜割引を使って翌日未明神戸に帰ってきました。 | |
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