樹 氷 の 高 見 山 
(標高1248.9m)

2008年1月2月10日(日)  ●曇り  ●奈良県 台高山系
メンバー 11人
コース:杉谷登山口10:25---小峠11:30----大峠12:10/12:35---山頂13:40---高見平野バス停15:55

山の会のハイキング部11名で樹氷で有名な高見山に登ってきました。高見山はこれで3度目ですが、バスで行くのは初めてです。JR環状線で鶴橋まで行き、近鉄大阪線に乗り換えます。電車で鶴橋なんて何年ぶりでしょう。不安できょろきょろしていると、山の会の6人と一緒になりホッとします。ホームは山の格好をした人であふれています。 近鉄榛原駅からでるバスは9時20分発1本のみですから、人が集中するのも当然です。榛原駅でトイレに走りますが、当然長蛇の列。バスの切符売り場もすごい列ができています。まあ臨時便が次々にでるので焦ることはないのです。・・・今日は臨時便が6〜7台は出たようです。
それにしても家を出てから登山口に着くまで4時間かかりました。登る前に疲れました。
やっと杉谷登山口に到着。昨日は関西でも雪が降って、道路は凍結。バスもチェーンを巻いています。バスから降りると道が凍っているのですぐアイゼンを付けたのですが、登山道に入るとほとんど雪がなくて泥んこです。たくさんの登山者が歩いて雪も溶けてしまったのでしょう。早くアイゼンを付けすぎました。

台高方面

登山者が続きます
準備をしていると次のバスが到着して、どんどん登山者が降りてきます。登山道は人の列が続きます。時々渋滞も・・・ 杉の植樹帯が途切れて台高方面が眺められるところで一服いれます。休んでいる間も途切れなく人が登っていきます。

小峠
登山口では晴れ間も見えていたのに、小峠は霧に包まれています。風もなく気温も高くガスははれそうにありません。

大峠(トイレあり)
小峠から大峠に向かいます。だんだん雪山ぽくなってきました。大峠には駐車場があって車だとここまで上がってくることもできます。すでに12時を過ぎていたので、大峠でお昼を食べます。食べている間にバスの集団が行ってしまって静かになりました。

大峠から急登

冬山らしい景色になり感激
大峠からは急登になります。プレートの付いてないアイゼンは雪が団子になり、滑って歩きにくそうです。ここは10本歯が楽でした。途中の展望台まで来ましたが、高見山はガスの中で見えません。しかし樹氷が見られるようになってきました。今回雪山初めての人もいて感激していますが、見所はまだまだこれからなんですよ・・・

高見山山頂

北斜面の樹氷の中を
山頂到着、時間が遅い方なので、だいぶ少なくなっています。避難小屋上の展望台に登っても展望なしです。
すぐ北斜面を下りはじめます。そこの樹氷の巨大なこと!大きなモンスターに成長して、自然の造形美を作っています。カメラを持って来てない人も携帯で撮ったりして、うちの会にしてはめずらしく撮影会をしながらのんびり歩きます。

北斜面の巨大モンスター

北斜面の巨大モンスター

樹氷のトンネル

樹氷のトンネル
高見山は3度目ですが今回の樹氷が一番大きかったです。樹氷のトンネルはどこまでも続いています。ガラス細工のように繊細でキラキラ輝いていました。下るにつれて少し明るくなってきて、樹氷も陽光にきらめきます。ずいぶん下のほうまで樹氷が見られました。
小峠の分岐まで来ると雪が少なくなって、1人アイゼンが団子になるとかで外していましたが、途中急なところもあって、結局また付けることになります。

樹氷におおわれた高見山
展望もない樹林帯の下りでうんざりしたころ、木々の間から高見山が見えるところに来ました。このころやっと晴れてきて樹氷におおわれた高見山が望めました。

高見平野の集落に下りてきたら、すでに3時50分です。時間があれば日帰りの湯「たかすみ温泉」に入浴予定でしたが、温泉を横目で見ながらバス停へ急ぎます。4時のバスぎりぎりでした。
バスは人が集まれば出発していたようで、私たちは最後のほうだったようです。おかげで榛原からの急行電車も空いていて、ゆっくり座って帰ることができました。

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