7-2ウキクサの高頻度

形質転換法の開発

 

ウキクサの高頻度形質転換法の開発 と

     ジーンターゲッティング法の開発

 本研究室では理科教育や情報教育の方法論に関するテーマで研究を進める一方で、「ウキクサへの外来DNA導入法の開発とその利用」という実験生物学での研究テーマを新たに開始しました。


 これは、ウキクサを用いた水質浄化への有効利用を目指すものです。水質浄化機能を強化したウキクサや、あるいは重金属の浄化など新たな浄化機能を持つような高機能ウキクサを作出すればその利用価値は高まります。


 この目的のためには様々な種類のウキクサの染色体に対して高効率、かつ安定的に外来のDNAを導入する方法を開発することが求められます。


 その後、水質改善に関わる様々な遺伝子を導入し、水質改善に効果的な組換えウキクサを作出することを目指します。


 まだこの研究は始まったばかりで目を見張るような成果はありませんが、理科教育の観点からも学生たちと試行錯誤を繰り返していきたいと思っています。