5日(土)快晴
コース:キレット小屋5:30---鹿島槍ヶ岳北峰7:00---南峰8:00---冷池山荘10:00---爺ヶ岳12:15----
---13:00種池山荘113:30----扇沢(柏原新道登山口)16:30



キレット小屋(のんちゃん撮影)
よくこんなところに建てられたものです。


日が昇って今日も太陽がサンサンと!
キレット小屋はこじんまりした小屋で宿泊者も40人ほど、食事もおいしくとても快適な小屋でした。泊って正解! 朝は5時から食事が食べられるので、朝食を食べてから出発する。
昨日なれない筋肉を使ったせいか、太ももが筋肉痛を起こして痛い。「筋肉痛なんて、ガンガン歩けば治るんちゃう」とのんちゃん言いわれるが、痛いと歩けないものなのよ。今日は昨日より行程が長いのに前途多難(トホホ・・)


クサリや鉄梯子でキレットの底へ下りる


鹿島槍へ、岩場とガレ場の急な登り
小屋の横から急斜面に取り付き、ピークをS字に巻くと八峰キレットにでます。八峰は「ハチミネ」と読み、剣岳の八峰「ヤツミネ」と区別しています。キレットもしっかり梯子や、クサリガ設置されていて、見た目ほどの恐怖感もなく通過します。
朝の涼しい時間帯のせいか、快調にのぼり鹿島槍ヶ岳北峰の分岐に到着。北峰へは数分ですが荷物を置いて往復します。

   北峰から見たと爺ヶ岳三峰(左)鹿島槍南峰(右)


鹿島槍ヶ岳南峰2889m


立山・剣岳をバックに
北峰往復したあと、つり尾根を通って南峰へは岩岩した登りで、冷池方面から来る人も多くなり、交差するのに結構時間がかかります。 南峰は北峰より47m高く景色も優れています。
北には昨日歩いた唐松・五竜岳、その向こうに白馬三山、西には立山剣岳、南には今から歩く爺が岳、その向こうに針の木岳、遠くに槍・穂高、前穂の北尾根もはっきり見えます。西には遠く八ヶ岳、南アルプス、富士山までうっすらと見えています。ガスも湧かず昨日より遠方まですっきり望めます。
隣で「20年アルプスに通ってるが、こんないい眺めは初めてや」と言ってますが、ほんとに私もこんな絶景初めてです。

鹿島槍ヶ岳南峰から南へ、これから歩く稜線です。爺ヶ岳を越えて種池山荘まで行き、柏原新道を下ります。


昨日登った五竜岳、その向こうに白馬岳
鹿島槍から南へ、こちらはゆるやかな下りです
今日は土曜日天気もいいとあって沢山の人が反対方向から登ってきます。扇沢〜鹿島槍ヶ岳往復は最近人気のルートだそうです。確かに道もいいし、お花も多いし、それになんといっても立山剣岳を見ながら歩ける稜線は最高です。


冷池山荘横の冷、小さな池
冷池山荘前で1回目のお弁当を食べます。
なんとうな重、山でうなぎが食べれるとは、感激(^o^)

キレット小屋のお弁当はうな弁です。
食べてすぐパワーがみなぎってきました。
うなぎを食べて元気が出たところで、爺ヶ岳を登ります。コマクサの群生地がありますが、ここもほぼ終わりかけていました。
爺ヶ岳は北峰、本峰、南峰と3つのピークを持っていますが、北峰、本峰は山腹を通過、南峰だけ登山道が山頂を通っています。たぶん本峰が一番高いんでしょう。 私たちは南峰で記念写真、あとはパスします。


爺ヶ岳本峰山腹の道、バックに美しい山容の鹿島槍双耳峰が


爺ヶ岳(2669.8m)山頂は人がいっぱいです。


正面に立山剣岳を見ながら下る、赤い屋根が種池山荘


種池山荘横の種池、
午後1時、行程は長かったけど、道がいいのでさほど疲れも感じず種池山荘に到着。山荘前は沢山の人でごったがえっていす。このまま柏原新道を下りることにします。
はじめはほとんど平坦な水平道が続き、最後の1時間で一気に下り、扇沢下の河原に下ります。
しかしこの下りが、筋肉痛がピークの私には一番つらかった。下りの速いのんちゃんに、時々立ち止まって待っててもらいながら、コースタイム2時間半のところ3時間かかって、ヨタヨタと登山口午後4時30分到着した次第です。


柏原新道を下る。石畳とよばれる道


扇沢、柏原新道登山口
登山口すぐの駐車場で車が迎えてくれました。さあ温泉につかって、ゆっくりしてまた神戸まで走ります。さすがに11時間歩いてから、神戸までの運転は疲れました。

今回の縦走はお天気に恵まれ、無事キレット越えができて、最高に充実した3日間でした。
初日は唐松山荘までしか行けなかったけど、途中のキレット小屋に泊って、このキレット小屋がとってもよかった。こじんまりしていて空いてるし、窓大きく明るくて、清潔、料理もおいしくて、弁当がうな重!
ユコリンお勧め山小屋に登録です。
また五竜岳、鹿島槍ヶ岳の大きなピークを2日に分けて歩いたおかげで、稜線の景色をゆっくり楽しむこともできました。
ただ情けなや筋肉痛が…帰ったからも2日間ほど階段の上り下りに苦労しました。
これからは筋トレに励まなくては、そして毎週トレーニングに山に行かなくては…
まだまだ行きたい山がいっぱいですからね。


>>1日目へ   >>稜線で見たお花


ホームへ 山のアルバムへ